瀧川オブラートは、ひとつひとつの工程が高度に管理されています。
オブラートを生成する環境や衛生、各工程ごと手入れの行き届いた機械、職人の目と技。
すべてが揃い、機能的に関わり合うことで確かな品質のオブラートを生産できるのです。
オブラートの原料は、澱粉と水だけ。厳選した高品質な馬鈴薯澱粉を使用しています。天然素材だからこそ、日々異なる状態に合わせ徹底した環境調整が必要です。安心できる高品質なオブラートづくりは、ここから始まっています。
糊化した澱粉を蒸気で熱したドラムローラーに塗布し、薄膜状に伸ばした状態で急速乾燥。
日々変わる澱粉の状態に合わせ、徹底した湿度温度調整を行い、含水率約10〜15%を保持し、巻き取りまで行います。
オブラートシートの束を断裁し板状にしてから、一枚一枚、目視して品質をチェック。チェックしながら、型抜き機械へのセットも行います。厚さや品質のバラツキ、傷や破れ等がある場合は、慎重に排除されます。
オリジナル商品であるフクロオブラートの工程では、まず、オブラートシートを少しの時間をおいて安定させた後、所定の型へ巻き直し、ロール状にします。この状態に巻き取り整えることが後の工程の効率化につながります。
板状のオブラートシートを機械で丸型に打ち抜きます。打ち抜いた製品は次のケース梱包の工程へ向けて、決まった数量でまとめてストック。カットした残り部分は捨てることなく、すべてリサイクルの工程へまわります。
一度、長いロール状になったオブラートシートを短く等分に断裁して、トイレットペーパーくらいの大きさにします。この後、瀧川オブラートの独自開発による成型機器にセットするだけで、自動的に成型されます。
自社製造したプラスチックケースに、オブラートを梱包。ケース製造後、すぐに梱包されるため、品質が安定し、衛生面も安心です。OEM(相手先ブランドによる製造)による、様々なケース形状にも対応しています。
カッティングから貼り合わせまで衛生的・効率的に行われ、スピーディにフクロ型へ成型されます。フクロ型になったオブラートは向きを整えられ、品質チェック・選別され、そのままケース梱包されます。
ケース梱包された製品は、モニタで管理されたベルトコンベアに乗ります。モニタ管理部分では、写真画像やバーコードを通して製品・重量等が自動的にチェックされると共に、記録されて在庫管理データになります。
検査された製品は、ひきつづきベルトコンベアに乗ってフィルム包装へ。モニタ管理と連動されており、ひとつひとつ撮影されたデータを基に予め設定した多種類のフィルムにミスなく区分され、包装していきます。
完成した製品は、ダンボール梱包され、環境が保たれたエレベータ型自動倉庫へ格納。
梱包した状態での確認が不要になるよう、OEMを含む多種類の製品を機械的に管理。在庫状況や出荷もPCでひと目でわかるようになっています。